呼吸がスゥーっと入っていく姿勢を目指す
自分で自分を癒してにっこり生きる!ヒサリエです。
‘胸を張って背筋ピーン’
・・私が‘正しい’と思って長年していた姿勢です。
肩や背中が丸まっているのは悪い姿勢という認識でした。(実はからだをゆるめるためには大切な動きです)
なので肩を後ろに引いて胸を張り
背中に力を入れ背筋がまっすぐになるようになるべく気をつけていました。
これは一見姿勢がよく見えます。まわりの人にもヒサリエって姿勢いいよねって実際言われてました。
この『胸を張って背筋ピーン』が私のように良い姿勢だと思っている方がけっこう多いのではないかな。。
さらに私は骨盤が下がっていた(後傾していた)ので、それはもうからだにとって負担かけまくりの姿勢でした。
骨盤に関してはこちら↓
慢性的な腰痛を改善するために① - ゆるりと。ここちよく。私らしく。
慢性的な腰痛を改善するために② - ゆるりと。ここちよく。私らしく。
実はこの胸を張って背筋ピーンは、からだにとても無理をさせています。
その証拠にやってみるとキープするにはすごく疲れるし色んなところが痛くなりませんか、、?
私は違和感を感じながらも正しいと思ってやっていました。。。(その結果常にどこか不調、、)
いってみれば頑張っている状態なんです。
続けているとからだが常に緊張ストレス状態、呼吸が浅くなり血液の流れも悪くなります。
呼吸が浅いと心に余裕がなくなります。イライラしやすかったり気持ちが不安定になりやすいです。
かといって猫背がよいということではもちろんないです。
ではどうしたらよいか・・・
意識を肩でも胸でもなく胸骨に向けてみます!
胸骨って?
ここです↓↓
特に鎖骨と鎖骨の間のくぼみから指を下げていくとすぐ触るなんかごつっとする骨(緑の丸の中の上の方の部分:胸骨柄)
ここに意識を向けつつ
アゴを上げるだけです。
そうすると自然と肋骨が持ち上がります。(上のガイコツを見ても胸骨と肋骨がくっついてるのがわかりますね!)
アゴを上げることで気道が開きやすくなり、肋骨が上がると中の肺が広がりやすくなってこれだけでもうかなり呼吸がしやすくなります。(吸ってみるとわかります)
初めのうちは練習してみると良いかもしれません。
指で骨を触りながらアゴをわざと引いた状態からゆっくり上げていきます。
そのゆっくりな動きに連動して肋骨が上がっていくのを感じやすいと思います(^^)
あえてそのままアゴをどんどん天井めがけて上げていってみて下さい。つられて腰が反っていくのがわかるでしょうか?(背骨でつながっている証拠♪)
自分にとってちょうどいいアゴの高さ=肋骨が上がり、骨盤の角度(目安はおへそ正面)がいい感じになったとき
息を吸ってみるとすぅーーーーっとなんだかいつもよりからだの下の方まで酸素が入っていくような感覚を味わえるんじゃないかなぁと思います。
入っていかないときは首や肩、からだのどこかに力みが生じているか
ちょうど良いバランスになっていないかだと思います。
息を吐いてリラックス〜〜〜してやってみて下さい。
けっこう繊細な動きなので初めのうちはもしかしてピンとこないかもしれませんがぜひ意識してほしいです。
ちなみにこの胸骨(肋骨)が上がっているだけで十分きれいな姿勢に見えます♪
姿勢は自分がこれまで生きてきた履歴書です。
長年の癖は簡単には変わりません。
心も関わってきますし体の変化には段階があります。
私も日々自分の姿勢を模索、新たな発見の連続です(^^)
生きている限り、変化し続けるものだと思っています。
息を吸うと360度からだがふわ〜と広がって
吐くと優しくゆるんでいくような、心地よい自然な呼吸を邪魔しない姿勢。
気楽にのんびりと。
こころもからだも喜ぶ姿勢に向かって♪