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いまの自分に必要な本

 


数ヶ月前

 

本屋さんでなぜか惹きつけられ

 

思わず手にとった本があります。

 

 

それが

 

 

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星の王子さまです。

 

 

いまさら?と

思った方がいるかもしれません。

 

 

わたしにとって

この『星の王子さま』は

子供の頃からの、ある意味思い出の本だったのです。

 

 

 

小さい頃から本を読むのが大好きだったわたしは

家にあった子供向けの本はだいたい読んでいました。

 

世界の図鑑から面白い物語を集めた辞書ほどぶ厚い本まで

とにかく目についた本はなんでも読みました。

 

 

星の王子さま、、を読んでみようと手にとった時のことを今でも覚えています。

 

 

ページを開くと

もっと小さい時に落書きをしてしまったようで

色鉛筆で謎のグルグルが何カ所かに書いてありました。

 

 

ちょっとうす汚れたその本をワクワクした気持ちで読み始め・・・たものの

すぐに頭の中にはてなマークが浮かびました。

 

 

?、、、意味がわかんない。。。。

 

 

当時、読み始めた本は最後まで読む!と言う謎のルールを課していたわたしは

幾度となく読もうとしました。 

 

が、頑張ってもせいぜい2ページくらい。どうしても止まってしまうのです。

 

なぜだかまったくその世界観に入り込めなかったのです。

 

 

ルールを曲げるのは気が引けましたが、どうにも面白くないので

ついに読むのをやめてしまいまいました。

 

その後もいよいよ読むものがなくなってトライしてみましたが、ダメでした。。

 

 

中学生くらいになって

世界の名作なのだからと改めて挑戦しましたが

初めの印象からかやっぱりほんの数ページで本を閉じてしまったのです。

 

 

それからはわたしの中ではもう

星の王子さま

意味のわからない本。

どうしても読めない本。

という位置付けになってしまったのでした(><;)

 

 

 

・・・・・その割にミーハーなわたしは

作者のサン=テグジュベリ(手前)と星の王子さま銅像の前で写真をパチリ。

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 20年くらい前、リヨンにて。・・古めかしい

 

 

そんな感じで読むことを諦めまったく興味がなくなっていた

 

星の王子さま』を

 

43歳となったわたしがいまさら、不思議と心惹かれ自然と手にとったことは

驚くべきことだったのです。

 

 

 

そして 

 

 

 

やっと

やっと

 

 

 

最後まで読むことができました。

 

 

 

今までどうして読むことができなかったのか不思議なくらい

スルスルと一気に読んでしまいました。 

 

 

 

なんて静かでおだやかに、深く心に響く物語だろう・・・・・・・・・・

 

 

 

こんなに心を揺さぶられたのは今のわたしだからこそ。

 

今のわたしだからこそこの世界にやっと入ることができたんだ。

 

この本は『今のわたし』にこそ必要だったんだ。。。

 

 

 

本屋さんで導かれるように手にとり

苦手意識をまったく忘れ没頭して読み

最後の方は涙が止まりませんでした。

 

 

12月に亡くなった愛犬とのことと、重なった部分がありました。

 

 

 

そうだったんだよね・・・・・

 

 

 

溢れる涙と共に心が優しく潤いました。

 

 

 

 

本を通してわたしに届いたメッセージ。 

ちゃんと受け取ったよ。(^v^)